2008/1/5追記: Ubuntu 7.10 Gutsy Gibbonの場合は、こちらの記事の方がすっきりまとまっています。
前回「ubuntuでリモートデスクトップ(vnc編)」という記事の最後に、vncがうまく動いてくれない云々と書いたが、全く自分の勘違いで、要するに使い方が間違っていたのだった。(恥ずかしい…。)
間違っていたのはubuntu側でvncserverを起動していなかったこと。これじゃ動くわけがない。vncserverのちょっと前にvinoを試していたが、vinoの場合は陽にサーバーソフトの起動は行わなかったので、vncserverも自動的に起動してくれるんだろうと思い込んでいた。
vncserverを自動起動するにはスクリプトを置くとか、設定ファイルを置くとかあるようだが、シンプルに次のようにやる。
- sshでlinux boxにloginして、コマンドラインからvncserverを起動する。ここで出てきた:1とかいう番号を覚えておく
- さっきの番号を使ってvncclientで接続する
- 終わったらlinux boxのコマンドラインからvncserver -kill :1などとしてサーバーを停止する
サーバー側はtightvncを、Client側はWindowsXPでUltraVNCを使ってみた。FreeNXよりFlashのあるページのブラウザ表示が軽いような気がする。Control+SPACEでSCIMのON/OFFができる。結構良さそうだ。
FreeNXはリモートデスクトップのとき、どうやったらxfceを選べるかわからなかったが、VNCの場合は、~/.vnc/xstartupに
#!/bin/sh
exec xfce4-session
と書いておけば良い。(セッションを指定する、もっと良い方法がありそうだが。)デスクトップのフォントの大きさなんかが微妙に小さい気がするが、ちゃんと動く。
余談:ディスプレイ環境設定でガンマ補正ができることがわかり、少し調整したところしょぼい液晶も幾分ましになった。
12/17追記:xfceを上記のように起動した場合、システムトレイがうまく表示されない。設定マネージャの「ファイルマネージャーの環境設定」(←思いっきり「スクリーンセーバー」と誤記しているが)もVNCではうまく動かない。dbusがなんとやららしい気がするが…。~/.vnc/startupを/etc/X11/XsessionへのシンボリックリンクとしておくとGNOMEが立ち上がっていろいろうまく使えるのだが。