老眼palm

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2007年 2月 27日のアーカイブ

「血烙」刑事・鳴沢了

昨日、元上司と晩飯を一緒に食って、帰りに例によって秋葉原駅構内のBOOK GARDENで見付けた。ここ、つい寄っちゃうんだよね。最初は綿矢りさの「夢を与える」でも買おうかと思ってたんだが、きょろきょろしてるうちに発見。それなりに売れているのか、良い場所に置いてあったので簡単に見付けられた。

それにしてもグッと来る話だ。まあ、このシリーズをずっと読みつづけているうちに、どこかの時点でハマっちゃったんだけど。主人公の偏屈さというか、ダメダメさというかは書評なんかで結構批判されているようだが、それも含めて入っているのだ。それにしても、ホセとか今とか良い関係を出しておきながら、結末で結局それかよってのはある。(ネタばれを嫌ってぼかして書いてるが、あとで自分の記事読んでワケ分からなくなるんだよなあ…) ともかく次は夏には出るようだし、またもう少し待つか。

気になったことを少し。ひとつは、第三部のタイトルはフロリダじゃなくてマイアミじゃないのか?

もうひとつは、留学経験があるとはいえ、NY市警で研修していたとはいえ、こんなにハードボイルドな会話ができるもんかねってこと。ただ、自分の経験にてらして考えてみると、こっちは少しは納得できる。アメリカでしばらく生活していれば、いやが応でも(ボディーランゲージも含めて)ある程度はなんとか通じるようになる。で、英語で会話しているときは、頭の中でいちいち日本語に翻訳したりはしないのだが、後で思い返したように、例えばカミさんに、こんな会話をしたんだよって教えるときなんかは、全て日本語でやったりするわけだ。そんなとき日本語の方が語彙は絶対的に豊かだから、おんなじ内容でも多少表現としては豊かになったりする。現実にそんな高級な会話したのかよ、と言われるくらいには。多分、この本の鳴沢了の会話については、そういう事情も少しはあるかな、と納得したのだった。

どうでも良いけど、外伝で今刑事の話を書かないかなあ。