老眼palm

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2007年 7月 14日のアーカイブ

佐々木譲「笑う警官」

佐々木譲「笑う警官」を読んだ。先週の週末をつぶして行われた会社セミナーの帰りに船橋の東武線の書店で買った。文庫本一冊読むのに3、4日かかったことになる。自分にしては大変珍しいケースだ。

読むのに時間がかかったのは、導入部分で登場人物の把握がなかなかできず、少し出だしのノリが悪かったせいもあるのだろう。途中、別の人間を犯人として進むあたりがまだるっこしい印象もあったが、最終的には収束に向かってきちんとストーリーが走り出す。最後のだまし合い、その少し前の真犯人と佐伯の対峙あたりが面白く、楽しく読み終えることができた。

北海道が舞台で札幌の地理もばりばり出てくる。出身地だが、ほとんど覚えていない。地図片手に読むのも一興かも。

どこかで聞いた作者名だなと思ってはいたが、「疾駆する夢(上)、(下)」の作者だった。(読み終わるまで思い出さなかった。)こちらは架空の自動車メーカーのオーナーの一代記。ルマン挑戦、マスキー法、アメリカ進出など実際にいろんなメーカーで起こった話をベースにうまくまとめてある。大変好きな小説だが、特にこの作者を追いかけることはしていなかった。「笑う警官」を読んだのも、単に本屋に平積みになっていたからたまたま手に取った。(最近こんなのばかりだ。)他にも警察ものを書いているみたいなので他のものを読むチャンスもあるだろう。