北海道に住んでいたときは、ホッケは居酒屋メニューの定番で、これさえあれば大丈夫というとても頼もしい奴だった。(ホッケとザンギを頼んでおけばまちがいない。) 最近では内地でもまともなホッケにありつけるようになったのだが(北海道の人間は本州のことを内地と呼ぶのだ。ちなみに仙台では東京のことを「中央」と呼ぶ。)、最近気になることがある。
ホッケの開きは、片側に骨が付き、片側には骨がない状態になるはずだ。ところが最近、両側に骨が少しずつ残る、メリハリのないホッケにしか出会えない。機械でカットしているせいなのか、本来の仕上りを知らない外国で加工しているのか、内地に来るホッケはこういう人をバカにした加工をされているのか、貧乏だからちゃんとしたホッケを買えないのか?
骨が付いた側は、骨を外して骨に付いた薄い身がカリカリに焼けているのを、歯でガシガシっとかじってペロペロっと外して食べるのが楽しい。(飲みに行って複数の人間でホッケを食するときは、この部分を誰が取るかを気をつかうべし。)
一方、骨の付かない側は、熱が身に伝わるのを骨に妨げられることがないためバランスの良い焼き上がりになる。
どちらもうまいので、好みの問題になるのだけど、骨が重要な役割を持っているのだ。で、骨の真ん中で切って開いてしまうと両方共同じ焼き加減になってしまい、メリハリがなく味のおもしろみがなくなってしまうということは理解していただけることと思う。
(…こんなこと考えたのは今日の夕飯のホッケを焦がしてしまったからだ。たとえ焦がしてしまっても骨がしっかり付いた側は、骨さえ外せば救済できたのではないか?ところが今日のホッケは、骨の真ん中で切って開いてあったので骨が外れにくくダメだった。)
