老眼palm

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2008年 5月 10日のアーカイブ

今野敏 「ビート ー警視庁強行犯係・樋口顕ー」

泣ける。出張の帰りに名古屋駅ホームの売店で購入。帰りの電車の中で不覚にもウルッと来てしまった。

「目上の人間には、敬語を使った方が、何かと得をすることが多い。覚えておいた方がいい」
英次は肩をすくめた。
「俺が尊敬できると思った人には、敬語を使うよ」
それから、英次は言い直した。「敬語を使いますよ」
樋口はほほえんだ。

クサい!ハードボイルドを気取ったベタな泣かせの場面だ。だが、それがいい。今野敏は相当久しぶりで、以前はアクションに思い入れが強い作家だな、位の感想しか持ってなかったが、いつの間にこんな感じになっていたのかな。

いろいろな登場人物があり、それぞれキャラクタがしっかりしているのも読みやすい理由の一つだろう。やはり主人公の樋口顕が一番気になるキャラクタだ。他にもいくつか樋口顕モノが出ているようなので続けて読みたい。