出張の帰りに例によって新幹線のホームのキヨスクで発見。おっと、新刊出ていたか、といそいそ買って、車中読み始める。
シリーズ中の最高の出来だ。前々から文句をつけていた文章の雑さが今回は気にならない。ともかくオールスター総出演なので、懐かしのキャラクタ再登場でニヤリと楽しめる場面も多い。お好みの今 元刑事もたっぷり出てくるし、小野寺冴と今の掛け合いも良い。
読んでる途中で気づいたのだが、帯や挟み込みの広告によれば、刑事・鳴沢了シリーズはこれにて完結のようだ。第1作「雪虫」で家族を失うことから始まったシリーズの展開も、一段落するし、見舞いにきた長瀬が次作の構想を語るエピソードも完結を示唆している。懐かしのキャラ総出演も完結編らしい構成だが、あくまでもいつもの通り淡々と終わるところはスマートだ。巻末に「解説」を付けてほしかったところだが、過不足なく完結できたと思う。
また初めから読み直してしまいそうだ。堂場瞬一は、しばらく前に読んだ「ミス・ジャッジ」もおもしろかったのだが、主要登場人物2名が同じような言動するところが気になった。「蒼の悔恨」もシリーズ化されているようだが、追いかけるかどうかは未定。

