Ubuntu 7.10にしてから、「終了」を実行した時にパネル(ログアウトとか再起動とかシャットダウンが選べるパネル)が出るまでの時間が長くかかり、その間ハングしたような状態になるようになってしまっていた。ようやく状況が整理できたように思うので、簡単にまとめておく。

  • 終了のパネルまで時間がかかる現象は、gnome-power-managerを起動しておけば回避できる。システム→設定→セッション→「自動起動するプログラム」のタブで「電源の管理」をチェックすれば良い。
  • これは、終了のパネルが出るまでの間に.xsession-errorsに次のようなメッセージが出力されることからの推察。なお、一旦時間がかかる状況になるとgnome-power-managerが起動されるので、パネルをキャンセルして次にもう一度「終了」を実行する場合は時間がかからない。
    ** (x-session-manager:XXXX): WARNING **: Couldn't connect to PowerManager
    Did not receive a reply. Possible causes include: the remote application
    did not send a reply, the message bus security policy blocked the reply,
    the reply timeout expired, or the network connection was broken.
  • 使っているPCはDELLのDimension 2400cというデスクトップだが、ハイバネート、サスペンドとも上手く動作している。システム→システム管理→サービスの管理では「電源の管理(acpid)」も「電源の管理(apmd)」もチェックしていないが。
  • この記事にあるように、アプリケーション→システムツール→設定エディタを開き、apps→gnome-power-manager→generalでcan_hibernate、can_suspendのチェックを外すと、終了パネルには「ハイバネート」や「サスペンド」が出てこなくなる。(最初、ここにハイバネートやサスペンドを表示しないなら必要ないだろうと、gnome-power-managerを起動しない設定にして、再び終了パネルの表示に時間がかかるようになってしまってハマっていた。表示を単に隠すだけなので、gnome-power-manager自体は動かしておかなければならない。)