以前「脳男」を読み、次は「脳男II」(指し手の顔)だと決めつけていたが、他にも書いていたのを知り読んでみた。
なんというか、自分にはギャグのようにしか思えず、筒井康隆ばりのスラップスティックなハチャメチャ状態にいつ移行するのだろうとハラハラしながら読んだ。結局、最後まで淡々と同じ調子で続いたのだが、多分、設定とかキャラクタが極端なのでそう感じたのだろう。
今野敏の「隠蔽捜査」も同じ感想で、主人公の性格が極端過ぎる。こちらは何やら賞もとり、続編も出ていて好評のようなのだが、自分には「樋口顕」の方が好ましく思える。
「刑事の墓場」については、落ち(動坂署の秘密)が変な感じで、なんだこりゃって風なのだが、これはこれでアリかもしれない、と自分は思う。
そういえば、地名、人名等は架空のものなのだが、「動坂」というのは遠い昔、会社に入社当時にちょっとだけ住んだ独身寮に向かう手前にあった地名と同じだ。(本駒込から田端に向かう途中。)明日で会社を辞める同期の人間と同じ部屋に居たんだった。久々にその辺をほっつき歩くのも感傷的でいいかもしれない。
