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先週の土曜日、大学の研究室時代にお世話になった先生が大学を退官されるということで、「恩師を囲む会」に出席すべく札幌に行ってきた。

先生は、自分が大学院生で在籍していた研究室で、当時、助教授として研究に教育にバリバリ、ぶいぶいと活躍されていた。ゼミでの突っ込みが鋭いので、自分には怖い先生だったのだが、一方で先生は「良く学び、良く遊べ」を実践されていて、自分みたいなダメな学生にもちゃんと付き合ってくれていた。

出来の悪い自分が、こういう会に出るのもどうかと思ったが、懐かしい人たちに会えるだろうとの下心だけで参加させてもらったのだった。ところが事前に出席者のリストをチェックしていたのだろう、スピーチの中で先生から「老眼君、来とるかな?」と名前を呼んでいただいたのは、とても嬉しかった。

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幹事さんたちは、パーティーに引き続き2次会も企画してくれていたので、ホテルにチェックインした後、すすきのの2次会会場に向かった。外は雪になっていたので「傘をささずに歩ける冬の北海道」をやってみたのだが、3月の雪は少し湿っぽくて少し無理があった。

懐かしい人に会えるだろうとの予想は当たっていて、卒業以来初めて会う人もいた。ただ男性と女性で一人ずつ、思い出すのに時間のかかった人がいて、自分の記憶の不確かさに、少し頭の中が混乱したりもした。

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ともあれ、懐かしい話題に花が咲き、3次会と〆のラーメンまでやってしまった。3次会では地酒の「国稀」を堪能、〆のラーメンは以前もやった「信月で塩ラーメン」だ。

後から考えてみると、〆のラーメンを付き合ってくれたK君は、その日はとってもそんなことができる状態じゃないはずだった。こっちが甘えて向こうが付き合ってくれるという、いつものパターンを守ってくれて感謝している。そういえば、メール連絡が不調で、この集まりに出られない可能性もあったのをフォローしてくれたのも、彼だった。

卒業して研究室を離れて以来、それぞれ過ごしてきた日々がある。久しぶりに会って、あの頃に戻った感じで話ができるのは、単なる郷愁かもしれない。でも、今の自分のベースが出来たのがあの頃だから、すぐに戻っていけるのだ、と思う。