連休の2日目、3日目は念願のキャンプに出かけた。行き先は茨城県の和田公園だ。ここは無料のキャンプ場だが、稲敷市の都市計画課に連絡必要とのことで、土曜日に電話してみた。電話には当直の人が出て、きちんと予約状況を確認して折り返しの電話までくれた。

20090719-camp1

愛用の自転車に、テント、シュラフ、銀マット、その他荷物を積んで出かける。シュラフはだいぶ前にファミリーキャンプ用に買った封筒型を、屋根裏部屋から引きずり出してきた。そういえばマミー型シュラフの語源はミイラだというのに数日前に気づいた。ミイラ=Mummyというのは10年位前に映画の「ハムナプトラ」の原題で知ったが、シュラフのマミー型には気づかなかった。(ずっと「お母さん型」だと思い込んでいたのだ。恥ずかしい。)

20090719-camp2

途中、手賀沼の蓮の群生地を通るので、開花状況の確認に寄ってみた。ちらほらと花が咲いているが、岸から近くにはこの一輪だけ。

20090719-camp3

手賀沼から手賀川の北側を通って、少し道に迷いながらも布施で利根川の河川敷に出る。利根川の河川敷には、写真のような看板が。海から測ってもらっても、自転車の距離感だと、なんだか気が遠くなるんだけど。

20090719-camp4 20090719-camp5

途中、またも道に迷いながらも、何とかキャンプ場に到着。サイクルコンピュータによれば、69km, 4時間35分だ。途中休み休みなので、実際は6時間くらい。ともかくテントをたてる。

20090719-camp6 20090719-camp7

キャンプ場はこんな感じ。無料で、管理人もいない割には、なかなかいい感じだ。

20090719-camp8 20090719-camp9

やることもないので、銀マットをしいてぼんやり空を眺めていたら、虹がうっすらと見えた。

20090719-camp10

キャンプ場に着くなり、途中のコンビニで買ったビールを一気飲みして、その後は角のコークハイを飲んだ。そういえば、そのコンビニでビールと角を買った後で、どっかのおっさんが「日本酒?日本酒?」とか聞いてきた。なんで俺の買った酒を気にしてるんだろう、と思いながら、「違います」って答えたんだが、後から考えてみると、そのおっさんは「日本一周?」と質問していたらしい。こんな軽装じゃ日本一周は無理だと思うが、銀マットを積んでいるとそれふうに見えるのだろう。

20090719-camp11 20090719-camp12

飯はいい加減で良いや、と思っていたので、サトウのご飯にレトルトカレーだ。「キーマカレー」はまあまあだったが、勢いで追加した「欧風カレー」は激マズで閉口。今度はもう少し飯のことも考えてみることにする。ストーブはイワタニのカセットボンベを使う奴を買ったが、予想以上にゴーゴー燃える。意外に火力があるかも。

20090719-camp13

天気予報は曇りだったが、なんとなく雲が少し切れてきたようだ。一人でキャンプして何するの?って話もあったが、双眼鏡で星を眺めるのもキャンプの目的の一つだ。今日は天気がイマイチなので、星を見る方はダメだろうと諦めていたが、実際には夜半過ぎにはスカッと晴れた。

20090719-camp14

RICOHのR10の長時間露光は最大8秒。ISOも800までしか使い物にならないので、星空写真はこのカメラでは無理だが、それでも何枚かトライしてみた。これは設定を間違えてISO1600にしたので、少しノイジーだが、上空を飛んでいる飛行機の軌跡が写ったモノ。(8/3追記。あとから確認したが、この写真はISO800設定だった。つまり、RICOH R10はせいぜいISO 400までしか使い物にならないという…(悲))

星空は、銀マットを敷いて寝っ転がって、肉眼と双眼鏡で眺めた。どうせ曇りだと思って、三脚を置いてきたのが悔やまれるが、それでもいろいろ楽しめた。キャンプ場内に街灯のようなものがいくつかあって、低いところが良く見えないが、頭のてっぺんは、天の川も少しうっすらと見えていた。流星や人工衛星も数個見えた。ひときわ明るい星を双眼鏡で眺めたら、そばに4つ、小さな星がある。これが木星の衛星なんだろう。

20090720-camp15

翌朝の食事はカップ麺。そそくさと撤収して、帰路につく。

20090720-camp16 20090720-camp17 20090720-camp18

自転車のスピードだと、いろいろ目についたものを立ち止まっては眺めていける。確かにシンプルな人生を選んでみたいけど、だからどうしろというのだろう、と思ったり、どっちに行っても国道356号線だったり、牛が利根川で水浴びしていたり。(この牛は、水浴びが終わると、土手を越えて自分で牛舎に勝手に戻るようだ。)

20090720-camp19

行きは、手賀川も利根川も北の岸を進んだので、帰りはなるべく南の岸を進もうとしていた。利根川から手賀川に入ったあたりで、写真の発作橋というところがあって、「ほっさばし」じゃなくて「はっさくばし」らしいのだが、ここで向こうに渡らなかったのが敗因。この後、想定していたコースをどんどんそれてしまって、結局手賀の丘公園のあたりから手賀沼へ戻るハメになった。結局帰りも70km弱。行きも帰りも道に迷わなければ、もう5kmは短縮できたはずだ。

なかなか大変な行程なので、もう一度行くかどうか決めかねているが、星は綺麗だった。(往復がほぼ曇りで、夜だけ晴れるなんて、今回は理想的な天気だったかも。)課題は、三脚を忘れないこと、虫対策が必要、飯をもう少しマシにしたい、星座早見表が必要、日焼け対策も必要、てなあたり。

20090720-camp20

サドルが痛んで、べたべたして気持ちが悪いので、帰って来てからビックカメラで購入。819円也。クロスバイク用の細身のサドルでもつけてやろうかと思ったが、ママチャリには似合わないとのカミさんの意見で断念。