ubuntuを9.10にアップグレードしたときに、VirtualBoxのWindows XP環境を消してしまったので、iTunesを使えない状態になっていた。ようやく重い腰をあげて、この週末にもう一度インストールし直した。今回は、VirtualBox自体のインストールに少し手間取った気もするが、手持ちのWindowsXPが古くてサービスパック1から入れないとならないので、そちらのほうがやたら大変だ。

インストールし直してiTunesを実行すると、前とは異なり、ウィンドウを最小化しなくてもちゃんと同期が進む。ubuntu 9.10か、VirtualBoxのバージョンによるものだろうか。変なバッドノウハウを使わなくて済むのはうれしい。一通り同期させた後で、iPhone OS 3.1.2のアップデートがあることに気がついた。

修正内容は自分にはあまり関係ない気もするが、Coregaの無線LANルーターCG-WLRGNXとiPhoneとの相性の悪さが少しでも改善されないかなあ、と思ってアップデートをすることにした。OSのアップデートは順調に進んでいるように見えたが、最後の最後でエラーが発生! iPhoneの画面は、USBケーブルの先にiTunesがつながっている絵が出たままで止まってしまった。

iPhoneはリカバリモードに入っているようだが、VirtualBox上のWindows XPではリカバリモードのiPhoneをうまく接続指定できなかった。(VirtualBoxのウィンドウの下の方に表示されるUSBのマークを右クリックしても、リカバリ状態のiPhoneを指定できなかったのだ。) 仕方がないので、茶の間のWindows XPのiTunesにつないで、「復元」を実行して初期設定状態に戻した。

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ああ、データもインストールしたアプリもみんなパアかなあ、とがっくりきていたが、そういえば、さっきVirtualBoxのiTunesで同期させたとき、やたら長々とバックアップを取っていたことを思い出した。iPhoneを再びVirtualBoxのiTunesにつないで、さっきのバックアップをリストアすると、写真やテキストや、設定データなんかが戻った。ああ良かった。いろいろ入れていたアプリも、Apple Storeからもう一度インストールしなおせば、アプリケーションのデータも残っていて、元のように使えるようになった。お金を払ったアプリをもう一度インストールし直しても、お金はかからなくて済んだ。当たり前のようなことだが、ちゃんとやってくれるのはありがたい。

やはり、同期やバックアップは重要だ。Palmのときはそれなりに気をつかっていたが、iPhoneがLinuxと全然同期取れないんで、手抜きしていたのが良くなかった。反省しよう。

ひとつだけ残念なことがある。iPhoneで連絡先のグループを作るだけの目的で、ABContacts Liteというアプリをインストールしていたのだが、無料のLite版が見つからない。一通りのグループ分けは済んだので問題はないが、せっかくタダで使えるソフトを消してしまってもったいないことをした。(iPhoneでインストールしたアプリのバックアップ方法を調べておかなければ。)