8/24から9/2まで、出張でイギリス、スウェーデン、スイスを回ってきた。少し期間も長く、いろんな所を回ったが、あんまり細かくブログの記事にまとめる気がしない。後で見たとき参考になるかもしれないので、ポイントだけ書いておく。

ロンドンヒースロー空港での乗り継ぎ時間が短く、なんとなく嫌な予感がしていたが、案の定、最初の到着地でスーツケースが出てこない。同行の役員様はビジネスクラスなので、荷物も"Priority"とやらの札が付いて無事でてきたが、エコノミーの私の荷物はヒースローに置き去りになったようだ。役員様は「お前、本当にツイテない奴だなあ」と。やれやれ。

空港のカウンターでなにやら黒い袋を渡された。歯ブラシとかなら予備を持ってるからと思ったが、係員に「要らないの?」って念押しされて、ついもらってしまった。MALE OVERNIGHT KIT、男性用のお泊りセットだ。中身は、歯ブラシ、歯磨き、ブラシ、シャンプー、ヒゲソリ、シェービングクリーム、制汗剤、綿棒、丸首シャツ(なぜかXXL)に洗剤とお詫びのカード(各国語)。シャツがあるのにパンツがないのは不思議だが、他は洗濯しろってことかな。カバンが出てこなかったのは、これで3度目だが、こんないいものがあるとは知らなかった。

前回(2009年の11月)もカバンが出てこなかったので、その経験を踏まえ、着替えや洗面など準備万端整えていたつもりだった。だけど手荷物を開いたら、ACコンセントの変換器がない! LANケーブルもない!ということに気づいてがっくり。(うっかりスーツケースに入れていた。)

ここで今回の出張にもう一人同行していた、海外出張経験豊富な部長さんからアドバイス。洗面所に日本のコンセントが使えるシェーバー用の奴があるからそれを使うがよろしい、と。それでiPhoneの充電が出来て、とりあえずは一安心だった。今回は携帯電話もiPhoneのローミングでまかなうつもりだったので、電池切れはやばい。ネットは海外パケ放題でしのぐ。

結局、カバンは次の日の午後、ホテルの部屋に届いた。今回は、Lost Baggageの登録番号をとあるサイトに打ち込めば、荷物の状況(見つかったので再確認中とか、ただいま配送中とか)が確認できたので、不安は少なかったが、実際に届けられるまではとても心細い。

次の訪問先のスウェーデンのホテルは、変なホテルで、風呂はトイレにシャワーがあるきりで、シャワーカーテンも、受け皿のようなものもない。ついでにシャンプーもない。シャワーするとトイレの床が水浸しになる。部屋にはLANの配線はなく、無線LANが無料で使えるようになっている。これ、調子の良い時には、ホテルの玄関前でも使えちゃうんだが、電波が来ているのに使えないって状況が多くて閉口。朝飯が普通だったのだけは助かった。ちなみに、タオルや家具や珈琲カップなど、IKEAの製品ばかりを使っているところだった。

スイスでは、一日だけちょっと観光をさせてもらい、ピラトス山という2,000m級の山に、電車とバスを乗り継いで行ってきた。ここは48%という世界一急勾配のケーブルカーで有名なところで、頂上からはユングフラウなどが見渡せるはずだったのだが、頂上付近は雪が降っていて、一面のガスで何も見えなかった(泣)。

下はこんなに天気が良かったのに。Lost Baggageのことといい、日頃の行いのせいだ、とさんざん同行の役員様から馬鹿にされたのだった。

今回行ったところはどこも涼しくて、最高気温はせいぜい15°Cとか18°C。街ゆく人もほとんど冬の装いで、成田に戻って20℃位の温度差はやっぱり辛い。