昨日、会社の連中と飲みに行った居酒屋で、(多分有線の)BGMにRed Hot Chill Peppersの「アラウンド・ザ・ワールド」がかかっていた。「お、BECKの元歌か」とつぶやいたら、学生時代にバンドやってた若い奴が、「このおっさん、何で知ってるの?」ってな顔をした。Deep PurpleやらEL&Pやらで育ったおっさんを甘く見ちゃ困る、と言いたいところだが、単に「BECK」を読んでて映画にも期待して、BECKのサイトを見ていたからって話。

今日は会社の創立記念日で休みだったので、ファーストデイ割引を利用して、流山おおたかの森SCのTOHOシネマズで見てきた。(カミさんも娘も同意しなかったので、寂しく一人で見に行った。悲)

いやぁ、感動の青春映画だ。ラストの、ステージでみんな集まるシーンなんて、前評判どおりに盛り上がって、涙だらだら流して見ていた。そういう意味ではガラガラの映画館は助かるが、こんな良い映画がこの入りってのは寂しい。

コユキの歌のシーンはヤバい。(←今風の良い意味で。)あちこちのサイトで既にネタバレしているようだから、あまり気にしなくてもいいかなと思うが、映画を成立させるにはあのやり方しかなくて、おまけに何度も繰り返さざるを得なかったのに、とても効果的に演出されていた。「昴」ってマンガで、ライバルのバレリーナが途中からオーケストラを少しずつ退席させるって話を思い出してしまったが、確かにコユキの歌が聴こえたよ。(少しだけだけど。)

それにしても、登場人物の見た目が原作そっくりだったのには、かなり感心してしまった。昔見たトム・ハンクスの「プリティーリーグ」って映画で、最後に登場人物が歳取った設定のシーンに、良く似た老人をたくさん集めていたのにも感心したが、おタク文化の国、日本では、原作マンガそっくりな人間を集めてしまうのかな。俳優サンの普段の雰囲気は、映画のキャラとはまた違う雰囲気なので、似ているのはメークや演技とかの努力の賜物なんだろう。

特に千葉が良い! 斎藤さんのカンニング竹山も、瓜二つってわけじゃないが雰囲気が出ていて良い。真帆はちょっと幼い感じだけど、帰国子女バリバリだった。(真帆の友達で、ケバいメークで英語と日本語ちゃんぽんで喋ってる変なギャルが出ていたが、こっちの方が帰国子女していた。アメリカに住んでたころの子供の友達なんて、これとそっくりなしゃべり方だったんだ。)弘美ちゃんは、マンガとは関係なく単純にいい感じだった。こんな子って現実にはいないよね? 外人キャストについては、似ているけどちょっとねって感じ。

「インセプション」に続いて、自分の中ではDVD購入決定。それより、BECKのEVOLUTIONの入ったCDが欲しいな。