もう何年も、毎月毎月、月刊少年マガジンを買い続けている。以前は、週刊のサンデー、マガジン、スピリッツ等も買っていたが、全部やめて月マガだけ残った。馴染みのマンガが最終回を迎えるたびに、もうやめようかと思うのだけど、ドキドキするマンガが次々出てくるので、月マガだけはやめられないでいる。
6月号は、先月から新連載の新川直司「四月は君の嘘」に一番ドキドキした。
ヒロインの宮園かをりが舞台に登場するp22からp38の、彼女の表情の変化といったら!特に演奏開始の一種冷たく見える表情(p26,27見開き)は、すべてねじ伏せてしまう、という意思の現れか。演奏が終わって、やりきったと達成感いっぱいの表情も良い。
自分は意味がいまいち汲み取れなかったんだけど、かをりが主人公有馬に演奏の感想を求めるところ、「すごかったでしょ 私」と感想を求めつつ手が震えているのは、彼女は有馬が優秀なピアノ弾きであることを知っていて、同じ音楽家に自分の演奏がどう受け取られるかの不安を隠しているということなのかな。
先月号をサラっとしか読んでなくって、微妙にわからないところもあるが、今後の展開に非常に期待している。
(それにしても、「なんと孫六」はいつまでやるのかいな…。)