先週の月曜日から風邪気味で、月曜の午後と火曜日を休み、勤労感謝の日もおとなしく過ごしていた。木曜から出勤したが、どうも調子が戻らない。この土日も、会社の人が企画したBBQをパスして、病院でもらった薬を飲んでおとなしくしていた。

TwitterやらWebやら見ていると、Linux Mintというのが流行りらしくて、新版のLinux Mint 12 "Lisa"というのが出たらしい。ubuntu 11.10は、GNOME Shellを入れることで、なんとか使えるレベルになっていたが、外出もせず、寝たり起きたりしてるだけで、欲求不満も溜まっていたので、インストールしてみることにした。

もともとubuntuをベースにしているので、インストールはubuntu 11.10の手順とほぼ同じだ。少し違いを感じたことだけメモしてみる。

  • インストールはCD版で行って、インストール後、ログインすると表示されるウェルカムスクリーンから「DVDエディションにアップグレードする」と「マルチメディアコーデックを追加」を実行する。
  • Ubuntu日本語フォーラムの記述の通り、システム設定>言語サポートで、言語設定を一旦英語を一番上にして「システム全体に適用」した後、ログアウトし、再び日本語を一番上にして"Apply system wide"してログアウトする。これで、/etc/fonts/conf.d/69-language-selector-ja-jp.confができるので、~/.fonts.confにコピーして、MigMixフォントを仕込む。(実際にはバックアップしてあった~/.fonts.confを使ったが。)
  • かな漢字変換は、ibus-mozcをインストールした後に、言語サポートでキーボード入力に使うIMシステムでibusを選ぶ必要があった。
  • Dropboxはソフトウェアの管理からインストールしただけでは使えず、コマンドラインから"dropbox start -i"を実行して、残りをインストールする必要があった。

ウィンドウのボタンの位置も右側にあるし、オーバーレイスクロールバーも採用されていない。画面下にはメニューやパネルが出るのでtint2をインストールする必要もない。DVDエディションにアップグレードすると、gimpを追加インストールする必要もなかった。(追加インストールしたのは、今のところ日本語Remix版のunzipと、gftp、smplayerだけ。)というわけで、比較的楽に「使える」状態に持っていくことができた。

かな漢字変換の候補ウィンドウの表示位置がイマイチだったり、Liberationフォントの見栄えがちょっと違うような気もする。パネルも、画面の上のバーの中に表示して、縦をもう少し広く使いたい、といくつか気になるところはある。しかし、最近のubuntuに違和感を感じている向きには、Linux Mintはひとつの選択肢だと思う。

Linux Mintの使い勝手は、GNOME Shell拡張機能で実現されているようだ。ubuntu11.10+GNOME Shellで使っていたので、GNOME3にだいたい慣れたし、しばらくLinux Mintを使ってみようかと思う。