以前はM+フォントを自分でIPAフォントと合成して使っていたが、MigMixフォントだとちゃんとしたボールド体のフォントも一緒に公開されていて、1年くらい前からそちらを使うようになっていた。ubuntuではあまり何も考えなくても、インストールするだけでボールド体が綺麗に表示されるのが気に入っていた。
ところが最近MigMixフォントの更新がない。M+ TESTFLIGHT 043への同期が最新だが、M+は047まで行っている。今日は天気も悪くて、家でゴロゴロしていたので、自分でビルドしてみることにした。
ubuntuでfontforgeパッケージをインストールした後、MigMixフォントのビルド手順に従って、cvsでソースを落としてビルドする。mig.d/build_mig.shは時間がかかるものの、なんとか実行できたが、mig.d/mix_mig.shはsegmentation faultで途中で落ちてしまい、必要なフォントが作成できない。ubuntuはdebian由来なので、fontforgeも--enable-doubleを付けずにビルドされていて、ここにある問題はないはず。
結局、もうちょっと調べて見つかったこのページにあるように、scripts/migmix.peを次のように変更してやると、segmentation faultが起きずにビルドできた。
28c28 < SelectWorthOutputting(); RemoveOverlap(); RoundToInt() --- > SelectWorthOutputting(); RoundToInt(); RemoveOverlap(); RoundToInt()
今後は自前でビルドして、M+フォントの最新のTESTFLIGHTを追っかけていこうかな、と思っている。
ところで、少し前からLinux Mintではなくて、普通のubuntuにcinnamonを適用して使うようにしている。ちょっと動作の怪しいところがあるが、パネルを上下に置かず、上か下だけで使えるので、画面が広くて良い。