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家の掃除をしたら眉村卓の「不定期エスパー」が出てきた。懐かしくて読み始めたが、2巻目を朝の通勤電車で読んでたら顔が痒くなってしまった。カビのアレルギーのようだ。25年くらい前の本で保存状態も良くなかったから捨てるしかないだろう。このシリーズは何度も読み返していて、もう読めなくなるのは残念だ。眉村卓は司政官シリーズも持っていたはずだが、あれもカビカビなんだろうか。

というようなことをTwitterでつぶやいたら、友人から、司政官ものもあるから、今こそ電子書籍をトライすべしとリプライがあった。実は前からhontoの電子書籍を勧められていたのだ。

電子書籍はKindleが登場してからでいいかなと思っていたが、せっかくの機会なんで登録して試してみた。眉村卓の「消滅の光輪(上、下)」だ。2冊で1,680円っていうのは紙の本に比べれば安いようだ。本当は「引き潮のとき」が良かったんだけど、こっちも学生のときに読んで面白かった記憶があるのでいいだろう。

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リーダーはいろいろ用意されていて、自分はiPhoneとiPadが利用できる。いろいろ設定できるがiPhoneでは23字×9行の表示で読んでいる。最初は一画面の分量が少ないかとも思ったが、慣れればすいすい読める。

場所を食わないし、重さを気にしないで複数の本を持ち歩けるので便利そうだ。早く品揃えが良くなると良いが、本を選びにくいのも何とかならないかな、とも思う。やっぱり本は本屋で当てもなくぶらぶらして選ぶのが楽しい。

現在の電子書籍は、出版されてる紙の本の一部を収載している状態で、紙の本は絶版でも電子書籍なら手に入るって感じではないようだ。「不定期エスパー」は絶版で、電子書籍もまだない。「消滅の光輪」を電子書籍で読み始めたら、「不定期エスパー」もどうしても読みたくなったので、結局図書館で借りてきてしまった。図書館でも書庫に収納されていたので、自宅より保管状態が良いことを期待している。

PS. 全然関係ない話だが、いつのまにかコンビニで文庫本を見かけなくなった気がする。学生のころ、夜寝付けないとコンビニで文庫本を買って読んだものだった。ハヤカワなんかも置いていて、「スラン」とか、そんな感じで買って読んだSFも多かった。