11月14日から22日まで、ヨーロッパ(ドイツ、スイス、イギリス)に出張に行っていた。

先月も4泊5日と短い出張だがドイツとイギリスに行っていて、例によって北アイルランドの某空港で預けたカバンが出てこなかった。

その空港はなんだかんだで4回目だったが、ロストバッゲージは2回目で、確率50%。ロンドンヒースロー空港の乗り継ぎが良くないのだろう。

カバンは結局、次の日の朝、空港に届いた。一日分の下着の着替え、Yシャツ、スラックス、ネクタイ、歯ブラシなどを手持ちしていたので、支障はなかったが、何のためにスーツを持って行ったのか。

というわけで、今度の海外出張では、カバンは預けず、機内持込みすることにした。

機内持込み手荷物の大きさ制限はだいたい3辺合計115cm以内で、各辺が55 x 40 x 25cm(22 x 16 x 10インチ)以内が多い。自分が使うところはほぼこれで良さそう。

考えてみれば当たり前のことだけど、機内持込みの基準になる寸法は、ハンドルやキャスターを含んだ外形寸法だ。自分が使ってるカバンは、56 x 37 x 23cmで、縦が基準を超えているようだけど、インチならOK。アメリカ製なので、インチで基準ぎりぎりの大きさで作られているようだ。

さて実際にJALのカウンターでチェックインするときに、このカバン持ち込めますかと聞いてみた。すると、大きさは問題なかったようだが、混雑していたら搭乗の際に預けてくれと言われるかも、との由。重さも10kgをわずかに超えててあぶないところだ。いつ断られても良いように、iPadを入れたブリーフケースには、ワイシャツ、ネクタイ、スラックス、下着、歯ブラシ、カミソリなど1泊分の用意を突っ込んでおいた。

20121129-084307.jpg

フランクフルト行きのB777のエコノミー席、中央の島の頭上の荷物入れには、横向きで入るが、確かに混雑しているときは困りそうだ。機内は久しぶりに空いていて、三人掛けの席を一人で占領できたV。

20121129-084649.jpg

往きのJAL便は目的地までの直行便だったので、実際には預けても問題はなかっただろう。肝心なのはロンドンヒースローで乗り換える途中の移動だ。今回はスイスからヒースローまで飛んで、そこで乗り換えて北アイルランドまで。いずれもエアバスA300だが、この飛行機の荷物入れにはカバンが縦に入ってピタリと収まる。なるほど、制限を守るというのはこういうことか。

日本に帰国するときは、カバンの到着が遅れたところで大きな支障はない。お土産もあるので、カバンを拡張していろいろ詰め込んで普通に預けて帰ってきた。

8泊9日の行程で、洗濯前提ということにして、パンツと靴下などは少なめにしたが、スーツを入れるとカバンは結構ぱんぱんになる。持ち物の工夫はいるが、普通の出張ならこのカバンで機内持込みしてなんとかなりそうだと実感できた。