昨日、筑波山の隣にある宝篋山(ほうきょうさん)にカミさんと登ってきた。
朝、カミさんは小学校の読み聞かせがあるとのことで、出発は少し遅目。9時チョイ過ぎのJRで土浦まで行き、そこから関鉄バスの筑波山口行きに40分くらい乗って、小田十字路で降りる。
麓の駐車場はすでにびっしり。山の上に通信施設のアンテナがちらっと見えるところが山頂で、あそこまで登る。
駐車場のそばにある、小田休憩所でトイレに寄って、ハイキングマップをもらう。マップはここにあるpdfファイルと同じ内容で、等高線や所要時間の目安も載っていて、とてもわかりやすくて歩くのに役に立つ。
宝篋山は標高461mだが、出発地点が標高50m以下だから、400m以上は登ることになる。標高差としては筑波山のお立石コースよりちょっと少ないくらい。いろいろとコースがあるが、今回は極楽寺コースを登る。
だいぶ寒くなったので、あんまり花もないかと思っていたが、チラホラと咲いていた。これはノコンギク(野紺菊)。
名前のわからない赤い小さい花。こういう被写体に弱いのか、愛用のオリンパスのXZ-1では全然ピントが合わない。操作性の悪いマニュアルでなんとか合わせたけど、いまいちシャキッとしない。
(11/17追記:ちびた氏からコメントいただき、マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)とのことでした。)
これはハキダメギク(掃溜菊)というかわいそうな名前の花だが、調べると、至るところに生えて畑などでは始末が悪い、とあるから仕方ないのだろう。
極楽寺コースの登山路はこんなかんじで、高尾山の6号路みたいな雰囲気があるかも。
沢づたいに登るコースは、ところどころに滝があって、水の音も気持ちが良い。これは「慈悲の滝」。
蜂の巣発見。
なんだかわからないが赤い実。赤い鳥がこれを食べるんだな。(©北原白秋)
これは「こころの滝」。他に「五段の滝」と「葵の滝」があった。この赤い石は何だろう。
沢のそばを離れて、山桜の林の間を登って、尖浅間コースと合流した少し後あたりだったと思うが、ツクバトリカブト(筑波鳥兜)が咲いていた。先月、体育の日の連休に筑波山に登ったときに、ひょろひょろっと咲いていたのを見たが、こんなに見事に咲いているのを見れるとは思わなかった。
見事なもみの木も。
山頂近くにリンドウ(竜胆)。ハイカーに踏み潰されないようにと、枝で保護されている。
ということで、写真を撮りながらチンタラと登ったわりには、標準1時間45分のところを2時間弱くらいで山頂に到着。途中少し晴れ間も見えたが、すっかり曇ってしまって風も強い。登りでかいた汗が冷えて寒い。薄手のダウンジャケットを羽織って、土浦駅のコンビニで買った弁当をかっ込む。筑波山も山頂付近はガスがかかっているようだ。
弁当食べたら、山口コース(1)でそそくさと下山。最近、筑波山に行っても、下りはロープウェイを使ってばかりなので、しばらくぶりの下山だ。枯葉で滑らないように注意して下りるが、膝に負担が来る来る。
写真は下山の途中で見かけた裂けた木。強風だろうか。
下山してしばらく行くと、つくば市市民研修センターがあり、つくば市民でなくても風呂に入れるそうだが、湯冷めしちゃうかもと思ってパス。
バス停に行ったら、ちょうどつくばセンター行きの「つくバス」が来たのでそれに乗る。途中のバス停では、別コースで下山した山ガールがたくさん乗り込んでくる。
このバス、終点まで300円だったが、あちこち寄るので1時間くらいかかってしまう。宝篋山は、いろいろコースがあるので、また行こうと思うが、交通手段がいまいちだ。ま、電車降りてすぐに登れる高尾山と一緒にしちゃ良くないよな。
ずっと会社の仕事がうまく行ってなくて、気分がふさぎがちの状態が続いてた。先週もそんなに良い状態じゃなくて、週末に山なんて無理かもと思ってた。だけど、なんとか金曜まで会社に行けて、こうして山も行けた。ヘボい写真も撮れて3ヶ月ぶりにブログも書けた。近頃はこんな感じです。
健康的な休日ですね。
まったく知らない山ですが、駐車場がしっかり一杯に
なるということは、そちらでは名の通った山なんで
しょうね。
駅からバスに乗らずに登れる高尾山はやっぱり便利
なんだなぁ。そりゃあ混雑するわけだ。
この赤い花はマルバルコウソウではないかと思います。
散歩道でもよく見かけます。