田口壮のカーディナルス、優勝おめでとう!
「なんでもRSS」でmail from soをRSSに変換してずっと読んでいた限りでは、今年のカーディナルスは余り好調とは見えなかったのだが、去年の井口に続き、日本人プレーヤーが活躍しての優勝、本当にめでたいことである。
奥さんと子供をつれて優勝を喜ぶ田口、なんともうれしそうで良い笑顔である。
ところでカーディナルスといえばやはりアームストロング・オズマでしょう。幼い頃から野球の英才教育を受けた野球ロボットであり、星飛遊馬と洋の東西で同じ境遇で育ったとの設定で登場するライバルである。日米野球で来日し、その時は星が勝ったものの、その後中日ドラゴンズに移籍し、星一徹の指導の元で大リーグボール1号を完璧にうち負かしてしまう。オズマからの野球人形であるとの指摘を打ち消そうとするが如く、星は変なアイドル歌手とつき合ったりして(この劇中歌が黒バラのテーマソング)、美奈さんとの恋につながっていく。
いや、思い返してみると全くすごいストーリー展開だ。連載当時にカーディナルスがワールドチャンピオンになって日本に来日したということからオズマというキャラクターの想を得たのか、と思うのだが、梶原一騎のノリノリの頃だったのだろうなあ。オズマに施される野球の英才教育というのは名門チーム カーディナルスが開発したシステムだという設定なのであるが、現実にはありえないよなあ。アメリカでは日本と違って小さい頃から野球一筋とかいう育ち方はしないで、複数のスポーツを楽しみ、育っていくという感じだから。貧しい黒人の子がその英才教育システムで貧乏から脱出するというのも当時ならではってことなのかな?
さてオズマの米国帰国後のエピソードは確かアニメでしかやってなかったと思うのだが、こんな感じであった。(「巨人の星」は終盤になるとアニメ放映が週刊マガジンの連載に追い付いてしまい、アニメだけにしかないエピソードをいくつか用意してつじつまを合わせていたのだ。)
帰国後、大リーグボール1号打倒の特訓は更にオズマのバッティングセンスを研き、大リーグでも大活躍。日本に行ったらイッテツ・ホシの指導を請え、とアドバイスしたり。そのうちにオズマはベトナム戦争に徴兵されてしまい、戦地で背中に致命傷を負ってしまう。戦地から米国に帰る途中、日本に寄ったオズマは大リーグボール3号と対決する。これは大リーグボール1号の正反対の魔球、だから同じ方法で打てる!と見えないスイングで打とうとするも背中に負った傷の激痛でスイングが出来なくバットが止まる。止まったバットは風を起こすことがなく大リーグボール3号を打つ。再起不能の傷を負った事情を知る星が「オズマよ、君がこの魔球を打った初めての男だ」と称賛する…。(この後は淋しい余生を送るんだったかな)
つい長々と「巨人の星」の話を書いてしまった…。(こんな下らないこと良く覚えているものだ)
それにしても、チームに溶けこんで良い仕事をしている田口を見るたびに思うのだが、やっぱりあの日本人にしては濃い顔で表情がゆたかなことが、米国社会で上手くやっている秘訣だったりするんだろうなあ、とか思うのである。