
「リンカーン・ライム」シリーズは、以前「ボーン・アイデンティティー」の原作だと間違えて「ボーン・コレクター」を読んだのが最初だ。もう一冊くらい読もうと思って、「石の猿」あたりと思っていたが、表紙の絵が怖くて、ためらっていたのだ。読み始めれば、普通に楽しめたのだが。
終盤のどんでん返しで、なるほどなあ、と感心したが、そこからさらに結末へ持っていくのに、「ゴーストがなぜ残りの移民を殺す必要があったのか」を持ち出すのは、少しバランスが悪いと思う。この疑問はずっと読んでて気になっていて、読み落としたかなと思っていたくらいだ。それを最後のネタに引っ張るのは少々無理がある。
生き残った移民のサム・チャンが、ようやくゴーストに追われる恐怖から開放され、異国でのこれからの生活に思いを馳せるところは良かった。アメリカに2年間過ごしたことがあるが、駐在員として日本の会社の出先で働いていたから、アメリカでバリバリ仕事しているという感覚は薄かった。自分の能力では彼の地でちゃんと就職してある程度の収入を得るのは無理だろう、という感じもあった。それからもうだいぶ経つ。今ではアメリカどころか、単に新しい何かをすること自体が怖い。こんなことじゃいかんのだが、と感じつつの日々だから、移民の話にグッときたりするのだろう。
「ボーン・コレクター」に比べるとアメリアの立ち位置がずいぶんと違う感じだが、シリーズの途中を飛ばしているからだろう。状況は多少変わるが、各々の話は独立しているから、シリーズの順序などはあまり気にせず、面白そうなのから読んでいけば良さそうだ。
昨日は会社の部署の歓送迎会。4月に多少の人の異動があり、区切りをつけようとカメの菊五郎に幹事をやらせて開催。(開催理由については、自分の上司から「お前が飲みたいだけだろう」と鋭いツッコミはあったが。)
安さに釣られて某中華料理屋のコースにしたのだが、飲み放題のビールはヱビスだった。先日の「柏公園で花見」の記事に頂いたちびた氏のコメントのように、自分も普段は発泡酒なので、ヱビスなんぞ飲んだ日には「濃いなあ」と実感する。ちなみに普段はDraft One。職場の若い奴には「あの薄くてまずいの飲んでるんですかぁ」とバカにされたが、慣れてしまえばマイルドで良いなあ、と思えてくるのである。
そういえば以前は何か特別なときには必ずと言って良いほどヱビスを奮発したものだったが、近頃はそうでもない。いろいろ他のプレミアムビールが増えて目移りするようになったか、米国赴任中にアンバーエール等の味を覚え、プレミアムったって普通のビールじゃん、とか思うようになったのか。(SuntoryのPremiumはアンバーエール風の味で、お好みなのだが最近少し飽きてきた。)
米国赴任中の上司(外人)には、「Budweiserなんて飲むな、あれはビールではない。その土地の地ビールや生ビール(tap beer)を頼め。なければSamuel Adams。それもなければMiller Genuine Draftにしろ。これならどこにでもあるし、MGDって言えば良いからお前の英語でも大丈夫だ。」と教えられた。(米国のレストラン等では何種類もビールがあるので、銘柄を指定しないとならない。何があるんだ?と聞くとベラベラベラっと早口で列挙されるので、大体アタリをつけておくのが吉なのだ。)今でも米国出張中はこの教えをしっかり守っているが、日本ではDraft Oneっていうのはどうなのか。まあ先立つものがね…。
それにしても今思い出したが、Millerってミルウォーキーだったんだ。先日来日した取引先がミルウォーキーの会社で、「ミュンヘン、サッポロ、ミルウォーキー(古っ)」だね位の話しかしなかったが、MGDがお好みだって言ってやれば良かった。
以前、アメリカ出張のときに食べたグァカモーレ(アボカドのディップソース)を試してみた。アボカド2個を潰して、グァカモーレの素を混ぜるだけ。グァカモーレの素は袋の半分位しか使わなかったが、まあまあしっかりした味でおいしく頂けた。(種は変色防止に良いと聞いたので入れてある。)
スーパーで突然思い立ってアボカドを買ったのだが、さすがにチップスが適当なのがなく、味付きのドリトスをつかったのが反省点。コストコあたりでチップス買って再挑戦したい。
私の好きな刑事・鳴沢了シリーズに、張り込みの非常食としてスニッカーズを常備するというくだりがある。元々は相棒の小野寺冴が非常食にスニッカーズを持っていたのを、性格の悪い鳴沢は馬鹿にしているのだが、そのうち自分も愛用することになるんだったと思う、確か。
別に張り込みしていたわけじゃないが、正月の出番でちょいと小腹が空く局面になり、スニッカーズを試してみた。
うん、甘ったるくてピーナッツが歯に絡み付いて、鳴沢じゃないけど、なんじゃこりゃって代物。しかし結局かじり始めたら止まらなくなってしまい、一気に一本かじってしまった。癖にはならないと思うが、なんだか危ない感じがする。
実は甘ったるいものは嫌いじゃなく、米国駐在中は”Milky Way“なる似たような菓子を愛好していた。Milky Wayはキャラメルをチョコレートでコーティングしたような菓子。調べてみるとMilky Wayとスニッカーズは同じ会社が作ったらしい。なんだそうだったのか。
Milky Wayで検索すると怪しいサイトばかり出てくるが、日本でも買おうと思えば買えるようだ。この手の食品は、食わずに過ごすに越したことはなさそうだけど。
今回の旅の友は、例によって成田空港TSUTAYAで買ったこの本。元CIAの2重スパイが、裏切られた元上司・元妻に復讐する話。主人公は20年の刑期で監獄に居る。体を鍛え、コンピュータの知識を獲得し、模範囚として過ごしている。そのため刑期が短縮され、15年で釈放されることになり、復讐の始まりだ。(この辺が原題 “Time to Kill”の由来なんだろう。)
ジェイソン・ボーンシリーズを読んだので、こういうジャンルも大丈夫だろう、と選択。しかしジェイソン・ボーンが、暗殺者であった自分を深く後悔する、心優しき善良な人であるのに対し、この主人公は稀代の詐欺師で悪党だ。刑務所の人間に嵌められそうになるのを逆手にとって切り抜けるあたりまでは良かったのだが、悪党ぶりが出てくるにしたがって段々自分のノリが悪くなる。悪い人の話ではカタルシスが感じられないのだ。最後の元妻の開き直りっぷりだけが良かったか。
和訳は良いと思う。翻訳モノ特有のとっつきにくい文章ではなく、頭にすっと入ってくる自然な文章だ。
そういえば、元上司の家族がちょっとした祝い事で外食というときに、Wendy’sを使うというくだりがある。Wendy’sのハンバーガーは好きで、駐在員時代もよく利用したが、あくまでもファーストフード、家族のディナーで使う店じゃないと思うが、どうなんだろう。小説の設定上の話なのか判断がつかなかった。
ちなみに駐在員時代のお好みファーストフード店は、Wendy’sとJack in the Box。Arby’sのカーリーフライも良かったな。子供はタコスが大好きで、タコスのファーストフード店(Taco BellとかTaco Timeとか)がお気に入りだった。こういう店が日本にないのが帰国直後は残念に思っていた模様。
さてヤボ用も無事完了し、帰国だ。来るときの便では、中央の島のど真ん中席(E席)でしんどい思いをしたために、どの席になるかがとにかく気になる。
便はユナイテッドの875便、12:19シアトル発。空港には10:00頃に到着し、エコノミーのチェックイン待ちの列に並ぶ。結構長い列だと思っていたが、意外にさくさく進む。
自動チェックイン機だ。成田空港では係りの人が付いてくれたりもするが、アメリカでは大体どこも客が勝手にやる。まあそうしないと人件費削減の目的は達成できないわけで、確かに器械に慣れてしまえば、サクサクできるわけで客のメリットにもなっているのだろう。自分は慣れてないが。
ともかくUNITEDを選んで、日本語画面を選ぶ。日本語があるのは大変ありがたい。次にフライトの情報をどう入れるか選択されるので、カードを選んでANAのマイレージカードを突っ込む。おお、うまく行った。さすがANAのコードシェア便だけあるぜ。ここでE-チケットの番号入力とかさせられると結構面倒なのだ。(クレジットカードとかで自分の名前が入力できればそれでもいいのかもしれない。)
その後の順序を良く覚えていないが、名前を確認、フライトを確認、パスポートをスキャンしてパスポート情報が正しいか画面で確認して、席のアサインに行くという流れだったと思う。事前にUNITEDの日本語窓口に電話して、通路側席のリクエストだけはしてあったのだが、チェックイン機で表示された席はA。窓際席じゃんか。参ったね、でもE席と違って、隣の一人だけ立たせればトイレに行けるか、とか思いつつ、ダメもとで席の変更に進む。お、候補が表示されるじゃないか。あ、一個だけ通路側席がある、これだ!というわけで通路側のC席をゲット。ハッピーな気分になる。安上がりなもんだ。
来るときの便では、自動チェックイン機で席の変更画面を選んでも変更できなかった。満席だったからだろう。考えてみると来るときは特に席のリクエストはしていなかった。これがど真ん中E席になった敗因だったかもしれない。いつも出張のときは会社指定の旅行代理店にPreferenceが登録してあるので、席のリクエストを意識したことが無い。贅沢な環境に慣れきっていたということか。
SEATAC空港のUNITEDのカウンターの裏側のセキュリティーチェックは、いつものように長蛇の列だ。少し歩いて建物真ん中へんのセキュリティーチェックはガラガラだったんで、そこからさっさと入る。なんか少し食べておこうと適当なバーに入って、ビールはMac & Jacksを頼むが、無いとのこと。チキン照り焼きバーガーと店員のお勧めのAlaskan Umberを頼む。Alaskan Umberは極めて普通のアンバービールで、あんまり面白くない。ESBにするか、Hefeweisenが無いか聞くべきであった。照り焼きバーガーはまずかった。
そこらへんの売店でお土産にTシャツを少し買って、水を一瓶買って搭乗。(シーホークスのグッズがデザインがいいんだが、買いそびれた。)機内は結構空いていて、隣の席は空席で更にラッキー。
それにしても狭い飛行機だ。昔に比べてシートの横幅は少し増えていると思うが、シートの前後間隔が全く狭い。前に座った兄ちゃんが、シートを思いっきり倒すものだから、テーブルを出してNOTE-PCを広げようとしても、液晶が十分に開けられない。もう少しお金出してEconomy-Plusにすればってことか。
シアトルまでは往きは約8時間で機内食が2食、帰りは約10時間で3食。往きも帰りも機内食はまずい。(それでも中国の国内線よりはましか。)やることもないので、機内でこの文章を書いている。(投稿は成田エクプレスにて。)
また行くこともあるかと思って、メモのつもりで書いては見たが、出張含めて当分海外行きは無いような気がしている。
ヤボ用があり、アメリカに来ている。ワシントン州レドモンド。(写真はホテルにあった地図。)安い航空券の条件は3泊以上の滞在。仕方が無いので今週は休暇を取った。
安い航空券とは言ってもある程度ちゃんとしたのが欲しかったので、ANAのエコ割21WEBでコードシェアのUnited便にした。そういえば海外は出張ばかりで、自費でやるのは初めてだ。日本発月曜日が週末扱いになり5,000円高くなって64,000円。それにいろいろかかって合計99,100円。安いといっても痛い。
往きの飛行機は早めにチェックインしたが、席は既に決まっていて、E席だった。シアトル便は777で、エコノミーのシートアレンジはAB、CDEFG、HJ。つまり5人がけの島のど真ん中。更に痛い。安いチケットだから仕方がないとあきらめる。出張のときは大抵は通路側の席にしているが、エコノミーとはいえ、いかに普段は強い(高い)チケットを使っているものか、と再認識。
両脇はずっと有機化学の勉強をしていたインド系らしきアメリカ人、でっかい外人のおっさん、いかにもアメリカ人体系のむちむちの若い女の子(村上春樹の「ノルウェイの森」の英語版を読んでいた)、韓国系の女の子。トイレに立つのもなかなか苦労する。結局ビールを飲まずになるべく我慢する。帰りもこんなんだと嫌だなあ。
こんな時期のシアトルには観光客も少ないだろうと踏んでいたが、予想外に飛行機は混んでいた。どうも先週末のThanks Givingの連休で、日本に観光に来ていた人たちが帰るようで、外人比率が多いように見えた。日本人はほとんど仕事っぽい。入国審査の列でちらちら見ていると、パスポートに判子がべたべた押してある人が多い。
ヤボ用自体は余り時間がかからない予定。昨日はとりあえず自分の会社の米国子会社に顔出して、「休暇なんだけど寄ったよ」となじみの社員に挨拶したり、懸案事項の状況だけ簡単に日本人スタッフに非公式に説明したり。メールも見れるが、休暇だし眺める程度にする。
今日は適当にだらだらしようと思う。雨は降ってないのでぶらぶら買い物でも出かけようか。
テキサスのサンアントニオで外人(というか正確にいうと現地の人だね)と晩飯を食ったのだが、彼が「若森サラダがうまいから食おう」と言う。じゃあ、と頼むと台を持ってきて目の前で作ってくれるのだ。(「若森」と聞こえたのは実は”Guacamole(グァカモリ)”だった。Googleなんかで検索するときは「グァカモーレ」の方が良く引っかかる。)
アボガドを半分に割って包丁でコン!と種をとりだし、スプーンで実をえぐり取り鉢に入れる。鉢の中のアボガドをナイフで縦横に細かく切り刻む。それに玉ねぎの細かい奴やライムやスパイスをいれてごしゃごしゃとかき混ぜてできあがり。これをチップスに付けて食うのだが、こいつが美味い!
若干塩辛く味付けしているのが良いようだ。そういえばアボガドをわさび醤油で食うのは映画「お葬式」で初めて見たが、そんなノリかも。
この時はメインが気になったりで思う存分食べられなかったので、いつか機会があればもう一度食べてやろうと思っていた。
でシアトルに戻って、地元のメキシコ料理屋に行くチャンスがあったので、早速頼んでみたのがこの写真。(アボガドの緑が「若森」に見えなくもない。)おお、これだこれだ、と早速食ったが…う゛不味い…というか味がない…。隣のサルサソースと混ぜて食うのが正解だったかもしれない。
いろいろ調べると、グァカモーレ用スパイスっていうのが売っているらしい。機会があれば試してみよう。
なお本記事では一貫して「アボガド」と書いているが本当は「アボカド(Avocado)」 が正しい。(きっと「アヴォカードォー」とか「アヴォケィドォー」とかcaのところを強調して大げさに発音するのだろう。)
今回の米国出張中に足止めを食ってしまった用事のために、以前シアトルに駐在していた時代の知人に連絡する必要が出た。もう7〜8年も昔の話である。ダメ元でPalmのContactに消さずに残してあった携帯の番号にかけてみた。
「いやあ、ご無沙汰しています」
同じ番号でつながって、なんとか用事を片付けることが出来たわけである。
自分のPalmには2000年2月に購入以来のデータ(主にContactsとCalendar)を貯めてある。というか単にずぼらで整理してないだけなのだが、今回のように急に以前のデータを見る必要が出た場合には本当に助けになる。Palm様々である。
実際には、最初に電話した彼氏以外のContactはほとんど変わっていて、結局住所も電話番号もほとんど変わっていなかった彼が偉かったという気もするのだが、たまにはPalmを持ち上げなければ(笑)。
彼氏曰く「うん、また困ったことあったら連絡してね。まだしばらく…多分ずっとここにいるつもりだから。」
ようやく帰ってきた。写真は成田空港に到着し、入国審査へ向かって歩いていると出てくる看板で、いつか写真を撮ろうと思っていたもの。
日本語が読める奴はみんな「おかえりなさい」と言われる立場だ、と決め打ちしているのがなんだかなあ。