今日はセミナーで虎ノ門へ外出。昼休み、何食おうかなあ、と歩いていたら、

WILLCOMの本社ビル、発見!こんなところにあったんだ、と思いつつ、その向かいの居酒屋に入って、日替わりランチを注文。もそもそ食ってたら、同じ店内にWILLCOM社員を発見。おお、やっぱり使ってる電話はWX330Kのようである。

食い終わって、その辺を少しだけ散策。あれに見える左のビルはかつて日本一の高さを誇った霞が関ビルだと思うが自信無し。そういえば、昔は「霞が関ビル何杯分」とかいう言い方があったが、最近は「東京ドーム何杯分」なのかな。

ホテルオークラの横を通って、米国大使館のあたりまで歩いてみた。確か昔、米国駐在のために、ここまでビザをもらいにきたと思うのだが、10年近く経つから周りの様子も少し変わってるような。まあ、この写真の塀は多分江戸時代から変わらずあるのだろう。昔は武家屋敷だったのかな。今、なぜか司馬遼太郎の「花神」を読んでいるためか、気になる風景だったので撮ってみた。

サブタイトルに「検事・城戸南」とあって、この表紙デザイン。上野のBOOKGARDENで見かけて、「刑事・鳴沢了シリーズ」に代わる新シリーズ開始かと思ったのだが、実は既にハードカバーで刊行されていたものの文庫化だった。折込のチラシによれば、文庫本書き下ろしの新警察小説シリーズは2009年初春にスタートするらしい。初春って正月ってことかな?その前に12月には書き下ろし長編が出るとか。良く書く人だなあ。
話は事務官の大沢、新人検事の美希との掛け合いをはじめとして、いろんなキャラクタとのやりとりが面白く、これはこれで新シリーズでもいいかな、と思う位だ。きっとまた出てくるだろう。本筋の話は、城戸と久松との関係がうまく掴めなかった。読解力が落ちているので、しばらくしてからもう一度読んでみることにする。
その他、今野敏の「果断」も少し前に読んだ。吉川英治文学賞受賞の「隠蔽捜査」のシリーズ続編。前作はギャグにしか思えなかった主人公の竜崎のキャラクタは、本作ではだいぶまともに感じた。話の中で竜崎が下す決断の内容がごく真っ当なモノに思えたからだと思う。このシリーズはもう一作、どこかの雑誌で短期集中連載していたので、また読むと思う。
「フェルマーの最終定理」と「暗号解読(上)、(下)」も再読。会社のH氏が、業界のメーリングリストで「フェルマーの最終定理」が話題になっていたと教えてくれたので、読みかえしてみたのだ。「数学的にありえない」で紹介した、クラスの中に同じ誕生日の人がいる確率って話がこっちにも出ていたが、すっかり忘れていた。なんと忘れっぽいことよ。だからこそ、同じ本を何べん読んでも楽しいのである。
気に入った本は何回も読み返すことが多いのだが、読解力不足(一度読んだだけじゃ理解できない)と記憶力不足(一度読んでもすぐ忘れる)によるものなのだろう。
今日は会社の創立記念日ということで休み。本の感想をブログに書いた後、天気も思わしくないから、今日はだらだら過ごそうかな、と思っていた。

が、だらだらしてるとアッという間に休日は終わってしまう。そこで、昨晩、ケータイの筐体の一部が割れてしまったこともあるので、機種変を視野に上野のヨドバシまでケータイをいじりに行ってみることにした。上野のヨドバシは、電源が入るサンプルが沢山置いてあって、店員もうるさくない。ちゃんとネットにつながらないのが難点だが、感じは分かる。で、WILLCOMの奴をいろいろ触ってみたが、どうも心がときめかない。2004年に京ぽんのポスターを電車で見かけて、これだけでWebもできるのか!と感じたワクワク感がないのだ。また、キーの押し具合が、今使っている東芝のWX320Tに比べて良くないものばかりだ。WX320Tなんて、平凡で何の取り柄もない端末としか思ってなかったが、意外に取り柄があるようだ。前回機種変してから1年2ヶ月しかたっていないし、割れた筐体は瞬間接着剤でくっつけて、もうちょっと使うことにする。(近日中に発作的に機種変してしまいそうな気もするが。)

昼飯は、光麺上野店で豚骨ラーメンをランチサービスの味玉付きで。おいしいんだけど、こんなもんかなあって感じ。さて昼飯食ってみると、いよいよやることがない。アメ横とかその辺をうろうろしてみるが、とりあえず上野駅まで戻り、ちょっと本屋によってみた。

吾妻ひでおの「うつうつひでお日記(その後)」が平積みで置いてあった。こういうのは見かけたときに買わないと、買いそびれるんだよなあ、と思い購入。さっそく電車の中で読み始めるが、まえがきにもある通り、「前半ほとんど文章、後半はほとんど絵日記?にしては絵と文章があまり繋がっていない」という代物。なんとなく、がっくし。いくつかこのブログで紹介した本が取り上げられていたのが収穫。ほとんど評価は△だったけど。吾妻ひでおが刑事・鳴沢了シリーズを読んでいたとは意外だった。

帰りの電車で取手まで足を伸ばして、昔住んでいた団地を眺めてくることに。公団(今はURというのか)の取手井野団地だ。ここはもう築40年くらいになるが、未だ建っていた。公団注宅ゆえ敷地内に緑が多い良い環境で、2DK、40m2で4万円くらい、と狭いけど格安。常磐線快速の始発駅が利用できる…が、柏に比べるとやっぱり遠い。(ちなみに柏市内でかつてすんでいたアパート2ヶ所も未だ健在で、先週確認済みだ。)

カミさんは夕方少し遅くまでPTAの用事で出かけるとかなんで、晩飯を適当にでっち上げる。超いい加減な親子丼だ。玉ねぎと鶏肉を麺つゆで煮込んで、卵でとじておしまい。ちゃんと作ればいいんだろうが、こんな適当でも食えるから良としている。

親子三代にわたる警官を描く大河小説。エピソードとエピソードの間、数年ポンと飛ぶ、そのリズムに最初は面食らったが、丁寧な描写でどんどんストーリーが進み、読んでいて気持ちが良い。初代の死の真相、三代目の結末具合には少し不満があるが、三代目を主人公にして更に展開があるのかもしれない(ないかもしれない)とか思う。
一番来たのが二代目の話。自分の母校(北大)が舞台になるということばかりではなく、潜入捜査のストレスでPTSDにかかり、そこから立ち直っていこうとする様が良い。主人公の症状として医師が「感情の鈍麻、ものごとに対する関心の減退、幸福感の喪失」と伝えるところは、ちょっとドキッとした。おいおい、最近自分でこんな傾向はないか?いやいや、怒りっぽくなっている面もあるから、そっちの方向には進んでいないだろう。(と思うのだが。)

「リンカーン・ライム」シリーズは、以前「ボーン・アイデンティティー」の原作だと間違えて「ボーン・コレクター」を読んだのが最初だ。もう一冊くらい読もうと思って、「石の猿」あたりと思っていたが、表紙の絵が怖くて、ためらっていたのだ。読み始めれば、普通に楽しめたのだが。
終盤のどんでん返しで、なるほどなあ、と感心したが、そこからさらに結末へ持っていくのに、「ゴーストがなぜ残りの移民を殺す必要があったのか」を持ち出すのは、少しバランスが悪いと思う。この疑問はずっと読んでて気になっていて、読み落としたかなと思っていたくらいだ。それを最後のネタに引っ張るのは少々無理がある。
生き残った移民のサム・チャンが、ようやくゴーストに追われる恐怖から開放され、異国でのこれからの生活に思いを馳せるところは良かった。アメリカに2年間過ごしたことがあるが、駐在員として日本の会社の出先で働いていたから、アメリカでバリバリ仕事しているという感覚は薄かった。自分の能力では彼の地でちゃんと就職してある程度の収入を得るのは無理だろう、という感じもあった。それからもうだいぶ経つ。今ではアメリカどころか、単に新しい何かをすること自体が怖い。こんなことじゃいかんのだが、と感じつつの日々だから、移民の話にグッときたりするのだろう。
「ボーン・コレクター」に比べるとアメリアの立ち位置がずいぶんと違う感じだが、シリーズの途中を飛ばしているからだろう。状況は多少変わるが、各々の話は独立しているから、シリーズの順序などはあまり気にせず、面白そうなのから読んでいけば良さそうだ。
悩んだ挙句、結局土曜日は病院には行かなかったのだが、土曜も日曜もずっと頭痛があって、調子のいいのが日中の2,3時間ほどしかないという有様だった。月曜は午前中どうしても出ないとならない会議があり、昼までの締切り仕事もあったので頑張って出勤。昼までには仕事は片付かなかったが、14:00頃に退社して病院に。(実は14:00からもう一つ出たくない会議があったが、結局そっちは逃げてしまった。)
病院で頭痛が収まらないことを伝えると、再びいろいろ問診があって、違う薬を処方して貰い、一週間様子を見ることになった。問診には、吐き気はするか?悪臭が気になることはないか?目の前が真っ暗になったりしないか?とかがあって、何だか脳腫瘍でも心配されているような塩梅だった。新しい薬は会社の同僚が予想した筋肉の緊張を緩和する薬(ミオナール錠50mg)と寝る前に飲むデバス錠0.5mgである。家に帰って「デバス錠」でググってみると何やら怪しいページがヒットする。普通は「おくすり110番」とかの説明ページがヒットするのに…と思って調べると、不安神経症やらパニック障害やら心身症なんかのときに処方されるマイナートランキライザーって奴だったのだ。どうりでその筋のページが引っかかってくるわけだ。
自分もそんな薬が処方されるようになったか、と感慨を深めたいところではあるが、実のところは緊張型頭痛を疑って筋肉をほぐす作用に期待したというところだ。自分は寝る前に1錠なので、0.5mg/日の処方だが、おくすり110番によれば、うつ病なんかの場合は3mg/日を3回に分けてだから、朝昼晩2錠ずつだ。目の前にある1週間分7粒のデバス錠を眺めながら、これを1日で飲みきっちゃうと幸せになれたりするんかなあ、とかバカなことを考えたりする。

病院の帰りに暇つぶしにと思って新星堂で「野村再生工場」を買う。昔はあんまり好きな人じゃなかったのだが、楽天の監督になり、田中マーくんとのやりとりが何というか好々爺というか、丸くなったなあ、とか思うものがあり気になっていた。本書には田中マーくんのことも触れているが、山崎とのエピソードが特に面白く、一気に読んでしまった。途中、ハッと気づかされるような話もいくつかあって、ちょっと反省、というより元気出さねばなーと強く思った。
そのおかげかどうか分からないが、今日はまだ体調絶好調とは言えないものの、回復傾向にあるためなのか、元気は出てきた一日だった。(やっぱり健康は良い!)
前にも野村克也の本を読んだことがあると思うのだが、これほど感心したことはない。自分がようやく受け止める能力がついてきたのか、それともライターの出来が良く文章のリズムが良かったからなのか。(後者である気がする。)
追記:さっき、ふと思ったが、この元気な感じ、デバスのおかげってことはないよなあ。もしそうだとしたら、1週間後に薬が切れたら、またヨレヨレに?うむぅ。

体調不良で休んでいる間に読んだ。この設定だと、ストーリー的には何でもアリなのだが、なにしろ伏線につぐ伏線をガンガンつないでいってるもんだから、あれよあれよと読み進めてしまい、非常に楽しめた。ただ、ベッツィに関する伏線に全然気がつけなかったのは、ちょっとだけ悔しかったり。
帯に出ている、生徒58人のクラスに同じ誕生日のものが二人以上いる確率ってのも面白かった。
ところで読書といえば、J.P.ホーガンの「巨人たちの星」シリーズの「内なる宇宙」は読んでいないようなことを書いたが、本棚をあさったら出てきた(汗)。他にも「終局のエニグマ」とか「プロテウス・オペレーション」とか「造物主の掟」なんぞが出てきた。どうも一時期少し読み込んでいたらしい。せっかく出てきたので「内なる宇宙」は楽しく読んだが、ホーガンの連発も疲れるのでその他は保留。体調悪くて寝たり起きたりしていたこともあり、本棚の本の再読モードで、乃南アサとか佐々木譲あたりをこの頃は読んでいる。佐々木譲は「笑う警官」、「警察庁から来た男」あたりで。道警シリーズも続編が出るらしい。
最近は堂場瞬一の「刑事・鳴沢了」シリーズを読み返したり、「大延長」、「長き雨の烙印」などを読んだりしていた。さすがにこの手のは飽きてきて少し傾向を変えたいと思っていたところ、東京駅のBOOK EXPRESSで見かけたのが、この本。
多分25年ぶりくらいの再読。自宅には「巨人たちの星」だけがなぜかあった。前回読んだときは3部作のくせにめちゃめちゃな順序で読んだような覚えがあるので、今回はきちんと「星を継ぐもの」→「ガニメデの優しい巨人」→「巨人たちの星」という順で読み進める。主人公がタバコ吸ってたり、DECがあったり、ソビエトがあったり、今となっては古く感じる記述もあるが、元々アイディアを楽しむ作品(作家)であるから、久々のハードSFを堪能する。今「巨人たちの星」に差し掛かったところ。集中的に読むと鼻につくところもあるが、読んでいなかった続編の「内なる宇宙」までは読もうと思っている。
それにしても、若い頃に読んだ本が、既に古典と呼んでもおかしくないというのは、それだけ自分が年取ったってことで、なんとなくショックではある。(床に方眼紙を敷いて、ホーガンの文庫本を投げて飛距離を争う、「ホーガン投げ」というネタを知ってる事自体、年寄りの証拠ではある。)
出張の帰りに例によって新幹線のホームのキヨスクで発見。おっと、新刊出ていたか、といそいそ買って、車中読み始める。
シリーズ中の最高の出来だ。前々から文句をつけていた文章の雑さが今回は気にならない。ともかくオールスター総出演なので、懐かしのキャラクタ再登場でニヤリと楽しめる場面も多い。お好みの今 元刑事もたっぷり出てくるし、小野寺冴と今の掛け合いも良い。
読んでる途中で気づいたのだが、帯や挟み込みの広告によれば、刑事・鳴沢了シリーズはこれにて完結のようだ。第1作「雪虫」で家族を失うことから始まったシリーズの展開も、一段落するし、見舞いにきた長瀬が次作の構想を語るエピソードも完結を示唆している。懐かしのキャラ総出演も完結編らしい構成だが、あくまでもいつもの通り淡々と終わるところはスマートだ。巻末に「解説」を付けてほしかったところだが、過不足なく完結できたと思う。
また初めから読み直してしまいそうだ。堂場瞬一は、しばらく前に読んだ「ミス・ジャッジ」もおもしろかったのだが、主要登場人物2名が同じような言動するところが気になった。「蒼の悔恨」もシリーズ化されているようだが、追いかけるかどうかは未定。
以前「脳男」を読み、次は「脳男II」(指し手の顔)だと決めつけていたが、他にも書いていたのを知り読んでみた。
なんというか、自分にはギャグのようにしか思えず、筒井康隆ばりのスラップスティックなハチャメチャ状態にいつ移行するのだろうとハラハラしながら読んだ。結局、最後まで淡々と同じ調子で続いたのだが、多分、設定とかキャラクタが極端なのでそう感じたのだろう。
今野敏の「隠蔽捜査」も同じ感想で、主人公の性格が極端過ぎる。こちらは何やら賞もとり、続編も出ていて好評のようなのだが、自分には「樋口顕」の方が好ましく思える。
「刑事の墓場」については、落ち(動坂署の秘密)が変な感じで、なんだこりゃって風なのだが、これはこれでアリかもしれない、と自分は思う。
そういえば、地名、人名等は架空のものなのだが、「動坂」というのは遠い昔、会社に入社当時にちょっとだけ住んだ独身寮に向かう手前にあった地名と同じだ。(本駒込から田端に向かう途中。)明日で会社を辞める同期の人間と同じ部屋に居たんだった。久々にその辺をほっつき歩くのも感傷的でいいかもしれない。