木曜日、名古屋出張の帰りの新幹線で何読もうかと物色していたら、本屋の棚で発見。また新シリーズかよ、と帯を見て思ったが、とりあえず買って読んだ。
とある事情で一線を離れている刑事が、誘拐事件の捜査に投入され、能力を発揮するという話。主人公は大学時代に芝居をやっていたイケメン刑事で、人に警戒感を与えない、信頼関係を作るのがうまい、という設定だ。ちょっと変わった感じだが、いろいろ脇役も配置してあるし、途中でポシャらないで、うまくシリーズ化されればいいな、と思う。
名古屋の出張は、前の部署でのプロジェクトからみだった。外人との打合せがあり、英語力をもう少し切りの良いところまで使って、引継ぎだ。
英語力とはいっても、自分の能力ではちゃんとした通訳ができない。話の内容を理解して、自分がしゃべれるように伝える、というパターンになってしまう。元の日本語が言葉足らずと思うときは、英語で話すときに追加でいろいろ補足説明もするし、時には、これを伝えて欲しいという内容に対し、ちょっとそれは違うんじゃないの?と素直に訳さない時もあったりする。
「アナザーフェイス」に、主人公の演劇体験にからめて、次のくだりが出てくる。
役者は主に二種類に分けられる。どんな役でも自分の個性に当てはめてしまう「個性型」と、自分を殺して役になり切る「憑依型」だ。
この本を読んでいるときに、仕事のスタイルにもそういうのがあるのかな、とふと思ったが、ちゃんと通訳するのに越したことはないわけで、単に能力不足でこういうスタイルしかできない、という話と一緒にしちゃいけないよなあ。英語の上手な先輩の仕事ぶりを見習わなければ、と少し反省した。





